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つれづれ日記

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知人と話をしていて、今の自分の正直な気持ちをうまく言葉にできない、表現できないもどかしさを感じている。

今の私は、母を亡くした直後に比べたらだいぶ落ち着いてきたと思うけど、まだ多少の寂寥感はある。

そこに、ひとりは自由でいいでしょう?好きな時間に寝て起きて食事も自由で、みたいなことを言われると、それが例え慰めのつもりだったとしても、なんか違うんだよなって思う。

もちろん、自由だ。
確かに、仕事・・・ひとさまとのお約束がないときには、好きな時間に寝て起きれるし、食事の時間やメニューも気にしなくてもいい。

だけど、今の私には「日常会話」が全くない。

いや、そりゃ仕事で、スーパーマーケットで、あるいはご近所さんと、つまり他人さまと言葉を交わすことはある。

だけども、今日は寒いね、とか、もう梅の花が咲いてたよ、とか、これって美味しいね、とか、そういうのを交わす相手がいない。

家に戻っても、誰もいない空間が広がってるだけ。
もちろんもちろん、お家の精霊が優しく迎えて撫でてはくれるけど、例えば、旅行から戻ってきても今までは必ず出迎えてくれる誰か・・家族がいたけど、それがいないというか、望めなくなった。

ひとりが寂しいんだったら誰かと一緒になればいいとか言われるけど、そうじゃない。

今後、誰かと一緒に暮らすことがあったとしても、それは母じゃない。
母がいなくなった喪失感はそれで埋められることはない、消えてなくなるわけじゃないのだ。

たぶん私と母・・・両親とはけっこう仲が良かった方だと思うけど、だからと言って全く諍いがなかったわけじゃなくて、時に深刻な対立もあった。
けっこうな口喧嘩の末にひとりがいいと大泣きしながら思ったこともあるけど、それはちょっと距離を置きたかったということで、永遠の別れを希望したわけじゃない。

だから、彼らから”解放された”というより、この世界での拠り所を無くしたことに、心もとなく感じている方が大きい。

もしかして、外から見るとけっこう自由に暮らしてるように、母がいなくても平気そうに見えるかもしれないけど、全くそうじゃない。

未だ私は、泣きながら母親を探して回っている、ちいさな子供で、母を想うと寂しいしつらい。

この気持ちもいずれ薄くなっていくんだろう。
けど、いまはもう少し、この気持ちに寄り添って行こうと思う。

# by sakura20040517 | 2024-02-16 12:19 | つぶやき

その時に感じたことを感じたまま綴っています


by さくら